味覇の中身が変わる件は、どのように報じられたか
【報告】ねとらぼを退職しました(&この10年でやってきたこと振り返り)|てっけん|note
この記事で触れられている2015年の味覇の件が懐かしかったので、報道の推移を紹介します(当時も書いたのですが新記事にしてみました)。
2月9日 ツイッター
ツイッターでは、報道が始まる前からぽつりぽつりと情報が出ています。
その中でも古いのは次のツイート。この件をツイートするためだけに作られたと思われるアカウントによるものです。
https://twitter.com/Bak_BC/status/564729589402849280
https://twitter.com/Bak_BC/status/564737830467801090
3月11日 2ちゃんねる
「味覇(ウェイパー) 味覇(ウェイパー)4匙目」の20
「確実に味が変わる」と書かれています。
3月20日 WooRis(ウーリス)
[アーカイブ] コレだけで本格料理人!家族から「美味しい」と言われる料理の裏ワザとは
タイトルでは味覇の名前は挙げられていません。まず一般的な料理の話があり、次に味覇が紹介されています。
そして最後に、「ところで」という言葉に続けて、中身が変わることが書かれています。
3月26日 アサ芸プラス タモリも愛用する隠し味「入れるだけで料理が旨くなる」魔法の調味料とは?
こちらの記事でもタイトルでは味覇の名前は挙げられていません。中盤の「ところが」以降の部分で中身が変わることが書かれています。
3月27日 nikkanCare.ism(ニッカンケアイズム) [アーカイブ] 「味覇」は中身が変わる!? 男の料理に絶対抑えておくべき調味料3つ
味覇を含む「調味料3つ」について語ったあとの最後の部分で、「ところが」という言葉に続けて、味覇の中身が変わることにふれています。
3月30日 IRORIO(イロリオ) [アーカイブ] 「味覇」の中身が変わる!創味食品「会社同士のトラブル、申し訳ない」
「今回は創味食品側のみにお話を伺ったが」とのこと。
3月31日 ねとらぼ 人気調味料「味覇(ウェイパァー)」の中身が変わる? 製造元との契約トラブル原因 食い違う両社の見解
双方に取材。
統一教会関連メモ
『私のみた勝共運動』に見る、勝共連合(統一教会系)の各界への浸透
1978年国会での統一教会関連質疑
統一教会と学生新聞
統一教会に関するメモ程度の情報は、この記事に追記していく予定です。
NHK『英語でしゃべらナイト』に『ワシントン・タイムズ』が登場(2006年)。
(しゃべらナイトinワシントンDC)
「在米日本大使館からの依頼を受けて」とのこと。
NHKでは、『100分 de 名著』の番組セット本棚に文鮮明の自叙伝『平和を愛する世界人として』が置かれていたということもありました(2013-2014年頃)。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/sallymalachite/status/1549508744392110080
上記ブックマークコメントで紹介されていた鈴木エイト氏の記事。 やや日刊カルト新聞 NHKの番組セットに統一教会(家庭連合)教祖の自叙伝が陳列
記事によると、問い合わせに対しNHKは「比較的安価な古本を大量に調達しセットとしました」と回答。
その可能性は高いとは思いますが、「信者の間でも話題となっていた」ぐらいなのに、NHKが1年以上も放置していたのは気が付かなさすぎです。
『平和を愛する世界人として』という本は、武雄市図書館の購入資料一覧にもありました。 武雄市図書館にTSUTAYAの在庫が押しつけられる? - Togetter
[武雄市教育委員会] H27-07-13 武市教生第66号 初期蔵書入れ替え費で購入された資料一覧_1.pdf - Google ドライブ
このリストのNo.897と898の2冊です。
当時指摘して、たくさんはてなスターをいただきました。
武雄市図書館にTSUTAYAの在庫が押しつけられる - Togetterまとめ @shop_TSUTAYA
コメント欄にも書いたけど、文鮮明の本まである。
2015/08/08 21:56
多分この件も、安い古本を大量にかき集めた中に混じっていたということでしょう。
たとえば新興宗教の資料という意味ならば、この本が図書館にあってもよいとは思いますが、単なるチェック漏れの可能性が高そうです。
去年(2021年)書いた統一教会に関する記事は、うまく書けていないし今年書いた記事とダブっているところもあるので消しました。あとで部分的にこのページに転記するかもしれません。
統一教会と学生新聞
統一教会が話題になり、統一教会系の学生新聞も話題になっています。
しかし、統一教会系の学生新聞に関するまとまった情報は意外と少ないので、調べたことを簡単にまとめておきます。
【原理研究会】 原理研究会 - Wikipedia(学生新聞のリストがあります)
大学で活動する統一教会系サークル。形式としては、統一教会・統一教会系学生新聞とは別組織になっているようです。
英語名「Collegiate Association for the Research of Principles」の略称はCARP。
【全国学生新聞会連合(全新連)】
統一教会系の学生新聞全国組織。形式としては、統一教会・原理研究会とは別組織になっているようです。
『追及ルポ 原理運動』の記事によれば、全新連加盟新聞の中には、統一教会・原理研究会のメンバーが中心ではないところもあるようです。
全新連加盟新聞を数紙見たところ、サークル紹介や映画案内など当たり障りない記事も多いものの、広告欄に統一教会系出版物があったり、所々に統一教会色が見られます。
全新連は10年以上前に解散しているという情報がありますが、詳しいことは不明です。 京都大学新聞社/Kyoto University Press » 原理研究会・京大学生新聞にご注意
臼井敏男「正体不明の「学生新聞」が狙うもの」
(朝日ブックレット49『追及ルポ 原理運動』 朝日ジャーナル編 朝日新聞社 1985年)
いくつもの全新連加盟新聞から取材拒否される中、『中央キャンパス』は取材に対し次のように語っています。原理研メンバーの割合が少ないのは、全新連加盟新聞の中では少数派かもしれません。
「編集部の二割ほどは原理研のメンバー。かれらが、こんな記事を載せてくれ、ということはあるが、編集権は新聞の側にある。われわれ保守的な立場は、マルクス主義よりも原理研の思想に近くなる。従って、原理研とは同じではないが、色が出ざるをえないところはある」
統一教会その20 学生新聞をやっていた頃の思い出 - 我慢をやめる生き方へ
統一教会系学生新聞編集の体験記。
「科目等履修生になって一般学生のふりをして新聞を作っていました」などと赤裸々に語られています。
https://twitter.com/DonMatz1959/status/1549530896713547777
学生新聞での金儲けと個人情報保護法について。
あと10年をポジティブに生きる記録 統一教会・徳野英治会長-記者会見の問題点① - 米本和広ブログ
コメント欄に、2009年2月に全新連が解散したという情報があります。
複数の学生新聞の関係について、大阪大学と筑波大学ではややこしい感じになっているので、関連情報を紹介します。
大阪大学
https://twitter.com/dx0e7uvmI8dXeFY/status/1546223324442726400
https://twitter.com/dx0e7uvmI8dXeFY/status/1549440596791529472
戸田久和氏のツイートなどによれば、
従来の『大阪大学新聞』がつぶれたあと、
1972年、『大阪大学新聞』(全新連加盟)が刊行開始。大学が公認。
1973年か74年に、別の『大阪大学新聞』が刊行開始。
という流れで、二つの『大阪大学新聞』が併存するようになったようです。
大阪大学新聞 (大阪大学新聞会) 1947|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
戸田氏が紹介している国会図書館のページでは、従来の『大阪大学新聞』と全新連加盟の『大阪大学新聞』を一体のものとして扱っています。再建1号-再建7号(1973年)のタイトルは『阪大学生新聞』との情報もあります。
全新連加盟じゃない『大阪大学新聞』の記事に、池田和義氏が全新連加盟『大阪大学新聞』の顧問を務めていたことが書かれています。池田氏には、『神と万有と詩の世界 日本民族の心と統一思想』(光言社 1991年)という著作があります。
筑波大学
「○○学生新聞」というタイトルは全新連加盟新聞に多いのですが、『筑波学生新聞』は、そうではない例外の一つです。
1974年 『筑波大学新聞』創刊
1982年 『筑波大学学生新聞』(創刊準備号)→『筑波学生新聞』創刊
1984年 『筑波ジャーナル』(全新連加盟)創刊
[アーカイブ] 創刊の経緯_筑波学生新聞OfficialSite
『筑波大学新聞』の学生編集協力者全員が編集作業を辞退し、『筑波学生新聞』が独立するまでの経緯。
筑波學生新聞 創刊号 (筑波大学学生新聞会): 1982-04-07|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
記事「創刊にあたって」に、「 一部有志からなる団体に「筑波大学」の名称使用を許すことはできない」という理由で、『筑波大学学生新聞』(創刊準備号)が『筑波学生新聞』になったことが書かれています。
『筑波学生新聞』が統一教会と癒着した筑波大学当局を批判し続けた件|K・Y生|note
福田信之 - Wikipedia
『筑波学生新聞』『筑波ジャーナル』創刊の時期の学長は、福田信之氏です。
ウィキペディア記事には、「学長時代は大学の主要ポストが統一教会系の人脈で占められていたとも言われた」とあります。
1978年国会での統一教会関連質疑
※匿名ダイアリーに投稿したのですが、反応がなかったのでこちらに移動しておきます。
国家公安委員長を務めた加藤武徳氏についてツイッターで検索してみると、次のページを紹介している方がいらっしゃいました。
第84回国会 衆議院 地方行政委員会 第24号 昭和53年6月1日
共産党の正森成二氏の質問に対し、加藤氏は、
「私は統一神霊協会のことを詳しく知っておりませず、ただいま御指摘がありましたような思想背景があるということもつまびらかには承知をいたしておりません。」
と答えています。
その後、1987年に出版された『私のみた勝共運動』では、「統一原理の勉強会にも出席し、文鮮明師ご夫妻にも数回お目にかかり」と語っています。
正森氏は、加藤氏に対し、次のように問いかけています。
「私は共産党・革新共同所属の議員であり、もちろん共産主義者であります。しかし、それに反対する自由主義者あるいは社会民主主義者、そういう方がおられるのは当然でありますし、そういうことで他の人々の考え方をとやかく申そうとは毛頭思っておりません。大臣が勝共とか反共とかということに御賛成であるならば、それも結構であります。けれども、反共であれば何でもいいというものではないでしょう。」
「この勝共連合や統一神霊協会というのは、ただ単なる勝共や反共ではなしに、私がいま読みましたように、韓国語は世界語になるだろう、日本語に取ってかわるだろう、日本は産業や経済を韓国に結納として納める女性国家なんだ、生活水準を三分の一に切り下げても韓国のために軍備を増強すべきだ、こんなことを言っている団体なんです。そういう団体に軽々しくメッセージを送るというのは、非常に軽率ではありませんか。」
「国家公安委員長はこういう団体とはまさに一線を画さなければならないのじゃないですか。」
「短期的には与党にとって有利なことがあろうとも、大局的にはわが国の尊厳を汚し、わが国の主権を失うことにつながるものであり、日本国民の利益には絶対にならない」
『私のみた勝共運動』に見る、勝共連合(統一教会系)の各界への浸透
※匿名ダイアリーに投稿したのですが、ほとんど反応がなかったので、こちらに移動しておきます。
『私のみた勝共運動 各界有識者70人の証言』
勝共運動を応援する会編 国際勝共連合発行 1987年
この本の寄稿者の経歴については、同書の経歴欄によっています。
寄稿者は、対共産主義活動に対しては強めの共感を示す人が多いですが、宗教部分への対応にはばらつきがあります。
ただし、以下の引用に示すように、宗教部分に共感はしなくても理解を示そうという傾向はあります。
「統一教会の「原理講論」の内容がカトリシズムの教理と合致しない点があることは充分承知しているが、私は統一教会の信仰も一つの真面目な宗教であると認める私の根本的立場に立脚し」(フランシスコ・服部比左治氏)
「それ以後、私は許す限り機会を見て、この統一思想につき講習会に出席し、またビデオ等で理解を深めるようにしている。まだ勉強不十分で、納得のいくまでには至っていないので、ビデオ学習を続行したいと考えている。」(小山福松氏)
政治家
三塚博氏や江藤隆美氏など、多くの政治家が寄稿しています。
寄稿者の経験役職としては、自治大臣、建設大臣、運輸大臣、郵政大臣、農林水産大臣、文部大臣などがあります。
自治大臣・国家公安委員長を務めた加藤武徳氏は、
「それに勝共連合の支援を受けた殆んどの候補者が異口同音に語るところは、「勝共からの応援者は法定運動費をすべて辞退して早朝から夜遅くまで本当によくやってくれ、来客の応対にも誠意があふれて実に評判がよく、本当によかった」というのである。私も毎回の選挙にそうだった。感謝している。」
「統一原理の勉強会にも出席し、文鮮明師ご夫妻にも数回お目にかかり」
と語っています。
ネットで調べたところ、1992年の文鮮明来日にも尽力しているようです。
自衛隊
防衛庁長官経験者のほか、
統合幕僚会議議長、陸上幕僚長、海上幕僚長、航空幕僚長などの経験者が寄稿しています。
陸上幕僚長を務めた吉江誠一氏は、
「始めのうちはその勝共運動にも疑問がないわけではなかった」
「またその活動資金がどこから出てくるものなのかを疑ぐったりもした」
という考えでしたが、
「喜んで参加するに至っ」ています。
大学
寄稿者には、大阪大学、近畿大学、秋田大学、尚絅大学、筑波大学、中京大学などの学長経験者がいます。
マスコミ
寄稿者の経歴には、サンケイ新聞社、共同通信社、時事通信社、読売新聞社などが見られます。
井上茂信氏は、当時、サンケイ新聞「正論」執筆メンバーで世界日報論説委員長。
高田秀二氏は、元共同通信編集主幹。
その他
公安調査庁第一部長、東京地検特捜部長、名古屋・大阪高検検事長などの経験者が寄稿しています
三波春夫氏は、勝共連合のイベントで「本日ここに同志として出演致しました!」と挨拶しています。
『20世紀少年』の春波夫とはかなり違う感じです。
シベリア抑留で苦労した三波氏がソ連を憎むこと自体は、当然だとは思うのですが…
本は換金できる資産という考えかた
https://twitter.com/ryotakure/status/1385570669769805824
読む・買う前から手放す事を提案…書店の棚に並ぶ「新刊本はメルカリで意外と高く売れる」POPが自分の脚を食べる蛸の様に見える - Togetter
「新刊本はメルカリで意外と高く売れる!」TSUTAYA一部店舗のPOPが批判呼ぶ CCC「配慮欠けた」とキャンペーンを中止 - ねとらぼ
CCC、メルカリ新刊買い取りキャンペーン中止に - 文化通信デジタル
わたしは、本を換金できる資産と考えること自体は理解できます。
メルカリをどう評価するか、CCC(TSUTAYA)をどう評価するか、書店がこのような宣伝をするのをどう評価するか、などはまた別の話ですが。
といっても、わたし自身はそういう風には考えていません。しかし、昔の読書エッセイなどを読むとそういう考え方が出てくることがあります。だから、なじみがある考え方なのです。
わたしは、換金目的よりも置き場所の問題で、多くの本を古本屋に売ってきました。広くもない部屋に一万冊ほど詰め込むと、生活に支障をきたし始めるのです。
現在は蔵書の大部分を処分してしまったため、読書関係の本もあまり残っていないのですが、手元にあった本の中から、本の換金に関する部分を二件紹介します。
『現代人の読書』 紀田順一郎 三一書房 1964年
「よく蒐集し、よく読むものは、また、よく売るものである。(中略)できるだけ有利に換金処分して、一冊でも多く新本を購入したい。」
『古本屋サバイバル』 編書房 2001年
「古書価格のここ二十年間の歴史を僕の古書体験から考えますと、七〇年代の頃はみすず書房などの本を非常に高く買ってくれた。持っていくと六掛けとか七掛けとかね、お金のない時、本当に助かった。(中略)だから読者のほうも本が資産だったんです。それなりの本棚が一本あると、金がなくなったら売りに行けば、その定価の七掛けで買ってくれるから、今日の飯代、飲み代には困らなかった。しかしそれはもう完全に崩れちゃいましたよね。」(小田光雄)
あまり自信をもって分析はできませんが、本の資産価値が下がって、売る習慣が下火になる谷間の時代を経て、ブックオフ・ヤフオク・メルカリの登場などにより、本を換金できる資産と考える層や、その対象となる本の種類が、かなり入れ替わったような気がします。
北村紗衣氏の発言を紹介した記事がわかりにくい件
北村紗衣准教授、”男性皆殺し協会” 紹介記事の反応に「去勢におびえる男性陣」「びびるだろうね!楽しいな!」現在は削除済み - MGTOW NEWS
こちらの記事の件です。
次の記事でも上記記事が紹介されています。
北村紗衣・北守・牟田和恵・古谷有希子各氏の過去発言|喜多野土竜|note
タイトルを見ると、「去勢におびえる男性陣」「びびるだろうね!楽しいな!」という発言が削除済みで読めなくなっているようにも思えますが、そうではありません。
取り上げられている北村氏のブログ記事・ツイートは、次の三件です。
A:『男性根絶協会マニフェスト』*1の紹介記事 2009年 著作権侵害のため削除
削除理由の説明:https://twitter.com/Cristoforou/status/1374711272608985088
B:「去勢におびえる男性陣」*2 2009年 2009年の映画をふりかえる - Commentarius Saevus
C:「びびるだろうね!楽しいな!」 2011年 https://twitter.com/Cristoforou/status/37849635515142144
*1 「男性根絶協会マニフェスト」は北村氏による訳題、「男性皆殺し協会マニフェスト」は『MGTOW NEWS』による訳題。
*2 正確には「去勢の恐怖におびえた男性陣」。
『MGTOW NEWS』記事本文では次のように書かれています。
「武蔵大学人文学部の北村紗衣准教授が、自身のブログ上に公開したSCUM Manifesto (男性皆殺し協会マニフェスト) 紹介記事の反応に対して、「ソラナスがあまりに怖かったようで、去勢の恐怖におびえる男性陣からコメントを頂いた」「(紹介記事を見た人は)びびるだろうね!楽しいな!」と投稿していたことがわかった。*1なお、該当のブログ記事はすでに削除されている。」
「該当のブログ記事」とはAのことで、「去勢の恐怖におびえた男性陣」という記述のあるB(ブログ記事)と「見た人はびびるだろうね!楽しいな!」という記述のあるC(ツイート)は現在でも見れます。
『MGTOW NEWS』では、「去勢におびえる男性陣」の後に「びびるだろうね!楽しいな!」とあるので、男性陣がおびえることを喜んでいるようなニュアンスに読めてしまいますが、北村氏のブログ記事では、次のように続いています。しばらく話題を変えるという内容で、喜んでいるというニュアンスは無いように感じます。
2009年の映画をふりかえる - Commentarius Saevus
「昨日まで二連続で訳したソラナスがあまりに怖かったようで、去勢の恐怖におびえた男性陣からコメントを頂いたりしたので、今日から数日間、ちょっと気楽な内容を…」
…うちのブログにも「セックス」で検索してくる人がたくさんいるのだが、だいたいひっかかってくるのはヴァレリー・ソラナスの「男性根絶協会マニフェスト」の翻訳だろうから、見た人はびびるだろうね!楽しいな!
— saebou (@Cristoforou) February 16, 2011
このツイートに関しては複数の論点があると思いますが、ここでは検索語ツッコミ紹介について述べます。
『MGTOW NEWS』記事では「「セックス」で検索」という部分は紹介されていませんが、「セックス」で検索してしてきた人が、思いもしないものを読んでしまってびびっているのを想像し、面白がっているツイートです。
現在では、アクセス解析を行ってもごく一部の検索語しかわからないようになりました。かつてはよく見かけた検索語ツッコミ紹介は、廃れてしまっています。
検索が下手で思わぬページにたどり着く人を面白がるのは検索強者による上から目線で悪趣味だと言われたら、まあそれはそうなんですが、わたしは検索語ツッコミ紹介が好きで、いろんなサイトのものを読んでいました。ストレートすぎるエロワードでの検索や、うちにはそんなもの無いよっていうサイトにやってくるというのは、ベタな定番ネタでした。
わたしは今のところ、検索語ツッコミ紹介をやってはいけないことだとは思っていませんが、モラルのアップデートが必要な場合もありますし、今後も考え続けたいとは思っています。