アンゴラウサギの毛をむしりとるのはフランス式らしい
一昨年話題になったらしいのですが、今回はじめて知りました。
以下、検索して見つけた、日本のアンゴラウサギに関する情報です。
国立国会図書館デジタルコレクション - アンゴラ読本
日本アンゴラ産業が出した『改訂アンゴラ讀本』(1938年)の64-65ページには次のように書かれています。
梳毛が濟むと次に行ふものは採毛であるが、これには二つの方法がある。即ちフランスに行はれてゐる毛をむしり取るのと、我國やイギリスその他で行はれてゐる鋏を以て剪るのとの二種である。
前者は毛根が自然に熟して、むしり取つても血の滲じみ出ぬ時機を選んで行ふ。特長としては毛が全體に同じ細さであるから、これを紡ぐに適當であるのと、繊維を長くし得ること及び刺戟によつて毛の再生を早からしめることである。毛の發育が阻止された場合や、育仔後母兎の毛に粗いのが多くなつた場合には、 靜かにこれを拔き取れば良質の毛の發生を促進する傾向がある。缺點としては全体の毛を一時にむしり取ることが出來ないのと慘酷なること、冬などは兎を傷めること等である。
復刻版 岡山畜産便り第3巻第2号 昭和27年2月 畜産ニュース アンゴラについて
復刻版 岡山畜産便り第8号 昭和25年7月 養兎通信
日本における「アンゴラウサギ」飼育の現状(1978年)
神戸新聞NEXT|社会|幻のウサギ「日本アンゴラ」 繁殖に奮闘、六甲山牧場
続きを書きました。