規約炎上事件は繰り返す


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2014-08-22

ushigyu.net


2001年に「Yahoo!ジオシティーズの著作権問題」というのを書いたのですが、この種の事件は何回も何回も繰り返し起こっています。すでに2001年の時点で、アメリカのジオシティーズで起こった事件の繰り返しでした。以下に、簡単な年表と関連ページへのリンクをまとめてみます。

1999年 Yahoo Angers GeoCities Members With Copyright Rules
2004年 「goo BLOG」への投稿記事“著作権はNTT-X”にユーザー反発、条項削除へ - ITmedia LifeStyle
2004年 livedoor Blog、著作権発表補足を追加 - ITmedia エンタープライズ
2006年 ドリコムブログ、利用規約変更にユーザー反発を受けて釈明 - ITmedia エンタープライズ
2008年 mixi規約改定問題 「ユーザーが著作者の時代」にまた繰り返す大騒動 (1/2) - ITmedia ニュース
2010年 登録した素材の著作権譲渡は「本意ではなかった」 スパイクの『ニコゲー』が利用規約を改訂 -- ガジェット通信
2012年 米Instagramが新利用規約問題で釈明~利用規約文言の見直しを約束 -INTERNET Watch
2014年 「UTme!」利用規約をユニクロが変更へ  著作権はユーザーに帰属
2014年 テレ朝動画投稿サイトの利用規約酷すぎる 謝礼ナシ、「賠償義務あり」にネットで「大炎上」 : J-CASTニュース
2014年 【追記あり】ネットで話題の校正サービス「Enno」の利用規約が、テレ朝投稿動画サイト並にとんでもない件

Instagram利用規約問題から考える「炎上を防ぐには」--起業家へのアドバイス - CNET Japan
利用規約炎上の背景 : 企業法務について
パワーアップして帰ってきた「利用規約ナイト」 #riyoukiyaku いーわん情報源 たまには日記/ウェブリブログ
<ITビジネス法務>第6回:ユーザが投稿したコンテンツは誰のもの?(2) | 東京IT新聞

この種の事件では、悪気のないケースや危険性の低いケースも多いだろうとは思うのですが、規約作りや事後の対応のへたくそさが目立つような気はします。今回の件は、対応が早く修正が取り消し線を使うという形だった点は高く評価できるのではないでしょうか。

今回調べてはじめて知ったのですが、近年、「利用規約ナイト」というイベントが行われたり、『良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方』という本が出たりしています。規約作りの勉強が必要だという機運は高まっているようです。