ヤオイパドルで尻たたき【2】


先週、ヤオイパドルがツイッターで話題になっていました。
ヤオイパドルというのは、YAOIなどと書かれたパドルで尻をたたくという、アメリカの謎オタク文化です。

おかげで4年前に書いた「ヤオイ・パドルで尻たたき」にも若干のアクセスがありました。
今回、もう少し調べたので、続きを書いてみます。

anime history - Where did Yaoi Paddles come from? - Anime & Manga Stack Exchange
deviantART: ADF-Fuensalida's Journal: The History of the Yaoi Paddle
http://lists.baka.org/pipermail/animecons/2006-December/008378.html

ヤオイパドルを最初に作ったのも商品化したのも男性でした。
上記リンク先には、次のような内容が書かれています。
最初に作られたヤオイパドルは、制作者から友人への、ジョーク的なプレゼントでした。
プレゼントを気に入った友人は大量生産することにしました。
(最初のヤオイパドルや最初の商品化の時点で尻たたきという用途が想定されていたのかどうかははっきりしません)
オリジナル制作者は、大量生産の決定に関して、最終的な同意が無かったと述べています。
残念ながら、ヤオイパドルによって、二人の友情にはひびが入ってしまったようです。

Yaoi/Yuri wooden paddle discussion - Cosplay.com
このスレッドでは、スレ主の質問に対し、興味深い証言がたくさん集まっています。質問内容は、最初に見たときの印象、叩かれたことはあるか、叩いてきたのは知っている人か、などです。

ヤオイパドルがOtakonで最初に発売された時に購入したという人が、肩に担いで歩き回っていると多くの人が叩いてくれと言ってきて驚いたと書いています。
アメリカ人にとっては、パドルがあったら尻たたくだろ常識的に考えて、という感じのようです。ヤオイパドルでの尻たたきは自然発生的に始まったのかもしれません。

Otakonでは、ヤオイパドルは登場後すぐに禁止が決まったようで、また、ほかの多くのコンベンションでも禁止されたようです。
しかし、ヤオイパドルがすぐに衰退に向かったわけではありません。
2005年にはアップグレード版が出ています。
この時、サイズが約150センチから約80センチに変わったようです。
また、「YAOI」のほかに、「YURI」や「SEME/UKE」が登場したのもこの頃のようです。

Yaoi-manga.com ~ Yaoi Store - Special Edition Yaoi-manga.com Paddle
当時の販売ページには、最高級のヤオイジュースだけに浸して作られていると書かれています。

b8270.hateblo.jp