【メモ】獅子文六と自閉症


獅子文六のエッセイに、自閉症を話題にしたものがあります。
近年は自閉症などの発達障害が広く知られるようになり、言及されることも多いですが、1965年当時は、かなり珍しいことだったのではないかと思います。

エッセイは「自閉児」というタイトルで、『獅子文六全集』第12巻(朝日新聞社 1969年)に収録されています(初出は「昭和四十年八月・太陽」)。
「Y紙に、自閉症の児童のために、幼稚園があるという記事が出ていた。」とあり、新聞記事を読んでの感想として、「おれも、真症の自閉児だったのか……」などと書かれています。