統一教会のことが話題になっていたので書いてみました


統一教会は韓国で文鮮明により創設されました。
現在の名称は世界平和統一家庭連合。旧称は世界基督教統一神霊協会です。
外部からの 通称としては、統一教会または統一協会という名前がよく使われます。
世界平和統一家庭連合 - Wikipedia
文鮮明 - Wikipedia

関連団体
統一教会の関連団体はたくさんあります。関連団体かどうかはわかりにくいし、知らずに関わった人をむやみに責めるのは、分断を生みかねないので避けたほうがいいと思います。
ただし、知った後の対応によっては、批判が必要になる場合もあるでしょう。
関連団体の中では、大学生が活動する原理研究会と、反共産主義政治団体である国際勝共連合が有名です。
原理研究会は、最近では英語名の略称であるCARPの名前で活動していることが多いようです。
統一教会関連の企業と団体 - Wikipedia
原理研究会 - Wikipedia
国際勝共連合 - Wikipedia

山口貴士弁護士と荻野稔議員の関連ツイート


荻野稔議員の弁明には疑問が残ります。
荻野議員の弁明ツイートはいくつかありますが、統一教会の宗教活動にかかわっていないということが中心になっています。
統一教会系の団体が政治家とかかわる時は宗教色を抑えることが多いようなので、宗教活動にかかわっていないというのは普通のことですし、それだけでは弁明として弱いのです。

児童ポルノと漫画・アニメ規制に関する『世界日報』社説のアーカイブ 2006-2010年
児童ポルノ漫画/制作そのものを禁止せよ
児童ポルノ/法改正し「所持」も禁止を
都青少年条例/漫画の児童ポルノ規制は当然
児童ポルノ規制/子供保護の観点で厳しく
性描写規制/遅きに失した都条例改正

関連する書籍や雑誌記事は、何を紹介するのが適当かわかりませんが、とりあえず、手元にコピーがあったものから二件紹介します。

副島嘉和・井上博明「これが「統一教会」の秘部だ 世界日報事件で〝追放〟された側の告発」
文藝春秋1984年7月号
世界日報 (日本) - Wikipedia
副島嘉和 - Wikipedia

鈴木邦男勝共連合民族主義運動の敵だ」
朝日ジャーナル』1985年2月1日号
『宗教なんてこわくない』(1993年)に、新たに書かれた附記などを含めて収録。
統一協会は愛憎半ばするものがある」(上記書籍)という鈴木氏による記事。「彼らは決して自民党や右翼の「ボランティア」や「使い走り」ではなく、もっと大きな野望を持ってるんですよと僕が警告したのがあの文だ」(同書)とのこと。
記事では、「反共活動を一緒にしている自民党や体制派文化人に対しては、勝共連合には入るよう勧めるが、統一教会原理研には入れようとしない(なかには一部の例外もあるが)」ことなどが紹介されています。
この記事に対して、鈴木氏は仲間の右翼からかなりの批判を受けたようです。

ついでに、おすすめというわけではないのですが、手元にあった次の本を紹介します。

『私のみた勝共運動』 勝共運動を応援する会編
国際勝共連合 1987年)
三塚博氏などの大物政治家や元自衛隊幹部の人々から三波春夫氏まで、各界の70人ほどが文章を寄せています。

選挙支援に関しては、次のような記述があります。政治家にとってはありがたいことであり、支援を受けた政治家が勝共連合に好感を抱く理由がよくわかります。
「それに勝共連合の支援を受けた殆んどの候補者が異口同音に語るところは、「勝共からの応援者は法定運動費をすべて辞退して早朝から夜遅くまで本当によくやってくれ、来客の応対にも誠意があふれて実に評判がよく、本当によかった」というのである。私も毎回の選挙にそうだった。感謝している。」(加藤武徳「信念・誠意・勇気」)

著者の多くが、勝共連合共産主義と戦う同士であることや、メンバーの人柄の良さを重視し、背景にある思想に関しては、あまり知らなかったり、思想に共感しなくても許容する例が見られます。以下に、何例か紹介します。

国際勝共連合の中心的なメンバーは、キリスト教徒が多いと聞くが」(杉本儀一「私の支部活動」)

統一教会の「原理講論」の内容がカトリシズムの教理と合致しない点があることは充分承知しているが、」(フランシスコ・服部比左治「勝共運動と私の立場」)

「それ以後、私は許す限り機会を見て、この統一思想につき講習会に出席し、またビデオ等で理解を深めるようにしている。まだ勉強不十分で、納得のいくまでには至っていないので、ビデオ学習を続行したいと考えている。」(小山福松「文鮮明先生と勝共青年」)

この本の内容にはあまり共感しないのですが、気持ちはわかる点もあります。
たとえば、三波春夫氏のようにシベリア抑留経験を持つ人がソ連を憎むのは当然のことでしょう。
しかし、敵の敵だからといって、味方だとは限りません。
政治家・自衛隊関係者には、もっと危機感を持ってもらいたいと思います。

以下余談です。

統一教会に関しては特に詳しく調べているわけではないんですが、部屋を探すと、『Moonism』、『世界学生新聞』、全新連系の学生新聞、純潔運動キャンペーンのチラシ、民青を論破するマンガ『キャンパス レボリューション!』など、いろんなものが出てきました。
普通の蔵書は大部分を手放したんですが、変わった資料は結構残っています。変わったものは手放すと再入手が難しいので。

以前、親が知人の統一教会信者から、物品購入を強く勧められていたことがありました。壺などの霊感商法ではなく一般的な商品なのですが、我が家に必要なものではない上に、お値段もかなりのものだということでした。
親は断っていたので特別被害があったわけではないのですが、迷惑な話です。

末端の信者は真面目ないい人が多いというのはよく語られることですが、わたしの知る人もそんな感じです。だから、人を見る目があっても組織を見る目がなければ取り込まれてしまうのだと思います。

統一教会を批判する側は「統一教会」ではなく「統一協会」と表記することが多いようですが、これって昔からそうでしたっけ? この辺、記憶が曖昧です。